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 憲法や民法などの具体的な法を学ぶ前提として、一般的な法学の知識がなければなりません。たまには、そういった一般法学の話もやっていきましょう。

 今日は法律解釈の話です。裁判官は事件に法を解釈し、適用して解決していきますが、常に機械的に事件に法を解釈・適用しているとは限りません。実際の事件は複雑なものですから、常に法を機械的に解釈・適用しているだけでは事件を解決できなかったり、結論が妥当でないと言う場合もでてくるからです。したがって法の解釈の場面では、裁判官がある程度臨機応変に法の解釈に主観的な意図を盛り込んで解釈する場合がでてきます。
以下のものは代表的なほうの解釈の方法です。

「玄関に靴をきちんとそろえて置かないものからは、100円を罰金としてとる」との法律を仮に作った場合を具体例に考えてみる。

(1)拡張解釈
法文中の言葉を通常の意味以上に解釈して解釈する方法
サンダルをそろえて置かないものがいた場合に、「靴」にサンダルを含めて法律を適用する。

(2)縮小解釈
法の言葉そのままの意味から狭めて解釈する方法
スニーカーをそろえて置かないものについて、「靴」にスニーカーを含まないとして上の法律を適用しない。

(3)類推解釈
ある事項について法の規定がない場合、類似の規定を適用する手法
サンダルをそろえて置かないものについて、「靴」にはサンダルが含まれないが、法の目的が玄関をきちんとすることにあるから、玄関をきちんとするためにはサンダルをそろえない場合にも上の法律を適用する。

(4)反対解釈
ある事項について法の規定がない場合には、類似の規定は適用しないとの手法
上の法律が「靴」と限定している以上、サンダルや下駄は含まれない。

 なお、刑罰法規については、不当な国民の人権侵害を防ぐため被告人に不利な類推解釈は禁止されています。

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